2013年1月7日月曜日

もう7日ですが・・・


皆さま、新年あけまして、おめでとうございます。今年も私、ならびに陽学舎個別スクールを、よろしくお願いいたします。



陽学舎では、12月23日~昨日まで、冬期講習を開催しておりました。クリスマスやお正月など、イベント事が多いこの時期は、一般的には勉強がおろそかになってしまう生徒が多いのですが、今年の生徒たちは例年以上にがんばっている、という印象を受けました。相変わらず自習室があまり活用されておらず、その点は残念でしたが、受験生は自宅学習をしっかりしているという者が多く、全体的に意識のレベルは高い、と感じました。


本日からは、通常授業が再開となります。冬期講習の振替え授業は、すべて通常授業コマ内のどこかでの開催となりますので、生徒と日時を相談の上、今月中を目処に振替えをさせていただく予定です。




さて話は変わり、ここからは趣味の話をいたします。受験直前のこの時期に、勉強の話を書かないとは・・・とお叱りを受けるかもしれませんが、受験直前の今だからこそ、生徒に過度なプレッシャーを与えないよう、実は私は受験生に対し、最近はあえて “勉強しなくちゃいけないぞ” の空気を出しておりません。もちろん、いまだに寝惚けているような受験生に対しては厳しく指導しますが、ちゃんと走り始めることができている生徒に対しては、やる気の面でのプレッシャーはかけません。

ご家族の皆さまにもぜひこのスタンスを共有していただければ、と思いますが、受験生がこの時期に周りから 「もっと勉強しろ」 と言われるのは、むしろ大きなストレスとなり、マイナスです。明らかに勉強量が足りない生徒を除き、あとは本人の全力疾走のサポートに徹しよう、と私は考えております。よろしくお願いいたします。




さて・・・趣味の話をすると言ってから、しばらく経ってしまいました。まぁ私の趣味といえばやはり映画鑑賞でして、2012年は100本近く(DVD含む)は観たかと思います。


というわけで、せっかくなので、ここで超個人的な2012年の公開映画ベスト10を発表したいと思います。()内は、映画の製作国です。



10位

デビルズ・ダブル -ある影武者の物語- (ベルギー)

ただ似ている、というだけでサダム・フセインの息子の影武者をすることになった主人公が、人生をムチャクチャにされる。そこからの復讐劇は、エンターテイメントとしても、サスペンスとしても、とても楽しめました。実話ベースの物語で、イラクという国の勉強にもなります。


9位

ヘルプ ~心がつなぐストーリー~ (アメリカ)

世間での評価が高すぎる気もしますが・・・まぁ、誰にでも薦められる、ストレートな優良作品。黒人差別と闘う人々の、“どうせ何も変わらないわよ・・・→ 私たちが変えなきゃ!” と心境が変化していく、その過程の描き方が丁寧なうえに上手く、気持ちがいいです。


8位

アニマル・キングダム (オーストラリア)

とにかくラストが秀逸。演出や間、カメラアングルまでも最高で、そこだけ何度も見直してしまいました。母親の死で身寄りがなくなった青年が引き取られた先が、凶悪犯罪一家だった、という話。かなり暴力的な内容ですが、あえてトーンを抑え、いわゆるハリウッド的な派手さが全くないのも好印象です。


7位

ファミリー・ツリー (アメリカ)

アメリカ映画ですが、これまたハリウッドっぽさは無し。事故で主人公の最愛の妻が瀕死となり、その看護の最中に妻の浮気の事実を知る・・・というお話。ユーモアを交えながら淡々と展開が進みますが、“家族とは?” “人生とは?” などと、いろいろ考えさせられます。



6位

哀しき獣 (韓国)

何をやってもうまくいかず、騙され、裏切られ・・・そんなどん底でもがき苦しみながらも、しかし希望を失わない主人公の生き様を見て、精神がヒリヒリしました。この監督は、アクションやサスペンスを交えながらもしっかりと人間を描くことのできる、本当に才能がある方だと思います。



5位

ダークナイト ライジング (アメリカ)

一転、こちらはゴリゴリのハリウッド大作。説明無用、やはりここまでスケールが大きいと、とにかく圧倒させられます。しかし先日、DVDで再び観たらイマイチだったので、3位から5位に格下げしました。やはりハリウッド大作を観るなら、映画館ですね。エンタメとしては文句なしの出来ですが、今回の敵役のベインは前作のジョーカーに比べれば、まるで魅力がなく。悪は悪で、とことん突き抜けていないとつまらないです。


4位

ぼくたちのムッシュ・ラザール (カナダ)

過度なストーリー展開・演出・説明は、一切なし。ひたすらに淡々と、丁寧に “人間” を描いております。感動のラストシーン→あっさりエンドロール、の流れも、潔くてよかったです。一人の人間としても、教育に携わる人間としても、深く考えさせられる作品でした。


3位

別離 (イラン)

登場人物は善良な者しかいないにも関わらず、偶然の事故による勘違いや擦れ違いで人間関係が崩壊していく様が、非常にリアルで心に突き刺さりました。そしてその結果、一番傷ついていたのは子どもたちだった、という・・・。脚本としては、2012年のNO.1の作品です。


2位

孤島の王 (ノルウェー)

おもしろかった!! これまた説明的な要素は全くと言っていいほどなく、物語の “裏で何が起きたのか” は完全に想像するしかないのですが、そのバランスが実にうまい。2時間スクリーンに釘付けで、ついに反乱!の際には興奮しっぱなしでした。


1位

最強のふたり (フランス)

2012年のベストは、結局のところ、この映画です。くわしくは、9月26日の当ブログのエントリーを、ご覧になってください(手抜きではないですよ)。




・・・邦画が1本もないです。私は別に邦画嫌いなわけではありませんが、お金を出してまで観たいという作品がほとんどなく、去年はDVDで5本ほど観ただけですね。日本の映画界には、がんばってほしいと思ってはいるのですが。



2013年も私は映画を観まくるつもりですので、去年以上にたくさんの名作に出会えることを、期待しています。とりあえず今月は、“レ・ミゼラブル” と “LOOPER”、さらに “駆ける少年” を、劇場にて鑑賞する予定です。



0 件のコメント:

コメントを投稿