2012年9月26日水曜日

とにかく、やってみる。


すっかり、秋っぽくなりました。昼間はまだ多少暑さが残りますが、夜はもう、寒いくらいですね。我が家でも、扇風機はもう片付けまして、逆に布団を押し入れから引っ張り出しました。



陽学舎では、今月の15日に続き、22日と23日にも中学生対象の定期テスト対策学習会を開催いたしました。今回、特に22日は塾に生徒が入りきれないほどの参加人数となり、たいへんにぎやかな学習会となりました。そして人数が多かった割には、大きなトラブルや混乱は一切なく、とてもスムーズに授業を進めることができました。これも参加した生徒たち全員が、真面目に一生懸命に、勉強をしていたからだと思います。


また今回も、在塾生以外の参加申し込みが多数ありまして、講師陣一同、全力で勉強のサポートをさせていただきました。その結果、外部生の皆さまにも陽学舎の魅力を知っていただけたとすれば、私はとてもうれしく思います。ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。




さて、ここからはカジュアルのスイッチを入れさせていただきますが、今回のブログは、久しぶりに映画の話題です・・・って、僕って塾の話以外では、映画の話題ばかりですよね。僕の3大趣味は “映画” “ファッション” “サッカー観戦” ですが、どうも映画以外の話題はブログには書きにくいのです。“こんなに変なメガネを持ってます!” ネタは、いつかは書こうと思っているのですが。


僕の映画鑑賞(レンタルDVD含む)は、先月の夏休みの9日間に一気に20本ほど観た・・流れを実は継続していまして、その後も2日に1本くらいは観ています。元々しょっちゅう観ていますけど、ここ最近のこの勢いは、ちょっと異常です。逆にテレビはますます観なくなり、ネットもますますしなくなり、音楽もほとんど聴いていません。


最近観た映画で特によかったのは、フランス映画の “最強のふたり” ですね。特に・・どころか、ダントツの素晴らしさで、今のところ僕が今年観た映画の中では、確実に NO.1 の作品です(現在も公開中です)。













この映画は、事故で身体が不自由になった大富豪のフィリップと、その介護をすることになる青年ドリスとの心の交流を描いた作品ですが、なんと、いわゆるわかりやすい “出来事” が、一切ありません。ハラハラドキドキの事件もなければ、アッと驚く展開もない。ただひたすら二人の日常を、切り取っているだけなのです。だからはっきり言いますと、ストーリー自体に面白みは全くありません。


では何が素晴らしいのかというと、それは登場人物のキャラクターです。特にドリスのキャラクターが最高。とにかく無遠慮でテキトウで自分勝手な性格なのですが、ユーモアがあって人に優しく、そして何よりも自由で豪快。観ていて気持ちがいいのです。もちろん彼なりにがんばって介護はしますが、フィリップに対して彼は “介護人” として接するわけではなく、“友達” として接します。そしてそんな二人の関係を、フィリップもとても喜び、大切にするのです。



僕は以前から、日本テレビの「24時間テレビ」が苦手でして、ここ数年はチャンネルを合わせたことすらありません。僕がなぜあの番組を敬遠するのかというと、障がい者に対しての「がんばっているんですね」の目線を、強く感じるからです。僕は、相手が障がい者であろうと普通の人間であろうと、全く変わらない気持ちで接したい。もちろん困っている人を助けるのは、人として当たり前です。しかしそれには、障がいの有無は関係ない。どこか他人事のように思える「がんばっているんですね」よりも、「一緒に遊ぼうぜ」というスタンスで、僕はどんな人とも接したいのです。この映画のドリスのように。



この映画の主人公のドリス、くどいですが本当に魅力的なキャラクターで、僕が彼の性格で一番好きなのは、“とりあえずなんでもやる” ことですね。排便の処理もやりますし、パラグライダーで空まで飛ぶ。やる前にはひたすらブーブーと文句を言いますが、なんだかんだいっても、結局なんでもやります。いやぁ、本当に気持ちがいい性格だ!



同性・異性に関わらず、僕が好きな人間はやはり、「なんでもやってみよう」の人間です。うだうだ理由をつけて、結局行動を起こさない人間は、はっきり言いまして、僕はあまり好きではありません。


陽学舎の生徒たちも、なんでもいいから、とにかくやってみましょう。たまには大きなチャレンジとして、寝る・飯・風呂以外の時間、丸一日、16時間勉強してみるのもいいでしょう(自分に自信がつきますよ)。なにを勉強したらよいのかが分からなければ、とりあえず1~2年の教科書を全部、読破してみてはいかがでしょう(新しい発見がありますよ)。


行動を起こさずに立ち止まっているよりも、とりあえず前に走ってみてズッコケて、怪我をする。しかしその怪我は、実は全く痛いものではなく、むしろ最高に気持ちがいいもんだぜ、ということです!!



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